menu

「伝統文化ものつくり体験-多摩川製鉄体験塾-」

実施日 平成23年8月20日(土)〜12月10日(土)全7回
福生市郷土資料室及び羽村市郷土博物館では、多摩・島しょ広域連携活動助成金を活用し、市内の小中学生を対象として、多摩川の砂鉄拾い、たたら炉の作成と製鉄、刀の鍛錬等一連の日本刀製作工程を体験する「伝統文化ものつくり体験-多摩川製鉄体験塾-」を実施しました。

以下は同製鉄体験塾の記録です。

同製鉄体験塾の記録 同製鉄体験塾の記録

(写真提供 はやしいさお写真映像製作事務所)

事業日程及び内容

  • 第1回 日本刀について学ぼう (刀剣制作とその工程について・日本刀とその歴史についての学習会) 8月20日(土)
  • 第2・3回 (天候不順により2回・3回を合同で実施) 砂鉄を集めよう(多摩川河原砂鉄拾い) 9月10日(土)
  • 第4回 たたら炉を作ろう(たたら炉製作体験) 9月17日(土)
  • 第5回 製鉄をしよう(たたら製鉄体験) 10月1日(土)
  • 第6回 工房を見学しよう(日本刀製作工程見学) 10月15日(土) 第7回 自分のペーパーナイフを作ろう(ペーパーナイフ作成実習) 11月5日(土)
  • 第8回 完成の瞬間に立ち会おう(日本刀研磨・銘
  • 第1回講師及び監修 :後藤安孝(日本美術刀剣保存協会事務局長)
  • 第2回〜第8回実演及び指導 :佐藤重利(刀匠) 第4回〜第8回指導補助 :生沼 透(下原刀愛好家) :紫村健治(下原刀愛好家) :三入敏之(下原刀愛好家)
  • 第8回実演 :春藤秀樹(日本刀研磨師)

参加者 :福生市児童・生徒15名及び保護者 羽村市児童・生徒7名及び保護者

第1回 日本刀について学ぼう

初めに講義を受け、日本刀の歴史や作り方などの基礎知識を学びました。

講義を聴く様子

講義を聴く様子

後藤先生

後藤先生


第2・3回 砂鉄を集めよう

いよいよ作業開始です。まずは多摩川に出かけ、原料となる砂鉄を採集しました。

砂鉄拾いの様子

砂鉄拾いの様子

砂鉄がたくさん取れたところ

砂鉄がたくさん取れたところ


第4回 たたら炉を作ろう

次は製鉄の準備です。煉瓦を組み上げ、製鉄のためのたたら炉を作りました。

耐火レンガに粘土を塗っているところ

耐火レンガに粘土を塗っているところ

積み上げた耐火レンガに粘土をつけているところ

積み上げた耐火レンガに粘土をつけているところ


第5回 製鉄をしよう

鉄から鉧(けら)を作ります。たたら炉に火を入れ砂鉄を流し込み、鉧を取りだしました。鉧には日本刀の材料になる玉鋼が含まれています。

たたら炉に砂鉄を入れるところ

たたら炉に砂鉄を入れるところ

たたら炉から鉧を取り出した瞬間

たたら炉から鉧を取り出した瞬間


第6回 工房を見学しよう

たたら炉で出来た玉鋼から日本刀を製作している様子を見学しました。

工房での先生の活動

工房での先生の活動

工房での見学の様子

工房での見学の様子


第7回 自分のペーパーナイフを作ろう

日本刀と同じ多摩川の砂鉄を元に、自分用のペーパーナイフを作りました。

ペーパーナイフについている錆を落としているところ

ペーパーナイフについている錆を落としているところ

銘を入れてもらっているところ

銘を入れてもらっているところ


第8回 完成の瞬間に立ち会おう

打ち上がった日本刀の研磨、そして最後の仕上げとなる銘入れを見学しました。ついに日本刀の完成です。

研ぎの実演を見学しているところ

研ぎの実演を見学しているところ

研ぎの様子

研ぎの様子


研ぎあがった日本刀に銘を入れているところ

研ぎあがった日本刀に銘を入れているところ

完成した日本刀と参加者の記念撮影

完成した日本刀と参加者の記念撮影


完成した太刀

完成した太刀

  • 刀匠:佐藤 重利
  • 研磨師:春藤 秀樹
  • 村下(たたら責任者):生沼  透
  • はばき師:紫村 健治
  • 鞘(さや)師:三入 敏之

(敬称略)

ページトップへ