menu

福生の指定文化財

清戸道の道標

 本道標は、自然石に文字の記されたもので、江戸街道(五日市街道)と清戸道との分かれ道の角にありました。表面には「右 江戸  左 きよ戸」と記されていて、造立年は不詳です。
 清戸道については、昭和24年に終了した志茂地区区画整理事業により廃道となり現存しませんが、清戸道の存在を今に伝える貴重な資料となっています。また、年不詳ながら、戦国時代に北条氏照が「滝の城」や清戸番所と滝山城とを結んだ需要な道であったとの伝承があり、清戸の地名が北条氏照による「清戸三番衆状」との関係も踏まえると、戦国時代にまでさかのぼる可能性を示す道標であり、福生の地域社会を考えるうえで重要な道標と考えらます。

  • 区分:福生市登録文化財
  • 種別:有形文化財
  • 員数:1基
  • 指定日:R4.3.4

ページトップへ